代表あいさつ

「第2創業期」これが現在の我が社の位置づけです。
私が、創業者であり父である現会長より社長を引き継いで、十数年が経ちました。
創業より、幾多の困難、失敗を乗り越え、築き上げられた土台の上に今の赤門は成り立っております。
その土台とは、〈お客様に対して正直であれ〉、〈お金を積むのではなく、信用を積め〉というまさに〈お客様第一主義〉という考えに他なりません。
この精神は今も脈々と受け継がれており、将来においても変わらぬ〈不変〉の物と自負し、信じております。
しかし、一方で時代は急速に変化しています。
「今まで良かったから。」では取り残されてしまうのです。
お客様のご要望に応え、自らが変わっていくことが必要であり、求められているのです。
その意味での第2創業期なのです。
これは、決してすべてをひっくり返し、数十年来の赤門ファンをないがしろにしようというものではありません。
時代の変化により新たな食材、よりおいしいお肉、より上質なサービス…。
お客様が求められるサービスは進化・成長しているのです。
大切なお客様の貴重なご意見に真摯に向き合い、日々改善を続け、焼肉といえば〈赤門〉・〈凱旋門〉と言っていただけるように努力してまいります。
城壁のような確固たる礎のもと、我が社は変わり続けることを誓います。
武田信玄は「人は石垣、人は城」と人の大切さを後世に残しています。
私も、お客様に対してより良いサービスを提供していくには、〈人材〉が大切と考えております。
既存の従業員への教育体制の改革はもちろんですが、より多彩な人材を必要としています。
第2創業期というまたと無い変革の時を経験し、人間的にも、能力的にも大きく成長できるチャンスです。
自らの可能性にチャレンジしようという学生に是非とも門を叩いてほしいと願っています。
そのような若い方々と共に成長し、規模ではなく、〈信用〉で〈質〉で日本一と呼ばれる企業となること。
これが第2創業期のもう一つのテーマなのです。
赤門には40年来の歴史があります。
外食チェーンが産声を上げたころからの歴史です。
歴史は我々に知恵を授けてくれます。
この歴史に恥じぬよう、時に振り返り、学び、前を向き、成長し、お客様に尽くしていくことこそが我々の使命だと信じています。

株式会社赤門 代表取締役社長片岡輝晃